「よし決めた、CX-8を買うぞー!」と、ようやく購入を決意した私たちに立ちはだかる壁、それがグレードの多さです。
- グレード次第で価格も変わり、
- 予算次第で選べるグレードも変わり、
- え?特別仕様車もあるの?
と、悩みは尽きませんね。
今回はマツダCX-8のグレードや価格を比較しながら、これだ!と思える1台を探してみたいと思います。
コスパがよくて理想のクルマ選びをしたい方はぜひ一緒に見ていきましょう。
【マツダ・CX-8】グレードと価格一覧・価格差を見てみよう
ガソリン車のグレードと価格一覧
ガソリン車には3つのグレードが用意されています。
- 基本グレードの25S
- 安全装備が充実した25S PROACTIVE
- PROACTIVEに本革シートなど、快適装備を充実させた25S L Packageと25T L Package
25Sは2500ccの自然吸気エンジンを搭載し、L Packageの25Tでは2500ccのターボ付きエンジンが搭載されています。
駆動方式は全グレードにおいて、2WDと4WDが設定され、好みに合わせて選ぶことができます。
トランスミッションは全車6速ATのみの設定。
特別仕様車であるExclusive Modeは25T L Packageをベースに、2列目にキャプテンシートやシートべンチレーション機能を装備し、2列目の乗客へのおもてなしを重視した仕様となっています。
価格は下記のとおりで、()内は4WDの価格です。
- 25S ¥2,948,000(¥3,184,500)
- 25S PROACTIVE ¥3,406,700(¥3,643,200)
- 25S L Package ¥3,968,800 (¥4,205,300)
- 25T L Package ¥4,352,700 (¥4,589,200)
- 25T Exclusive Mode¥4,572,700 (¥4,809,200)
ディーゼル車のグレードと価格一覧
ディーゼル車には3つのグレードが用意されています。
- 安全装備が充実したXD PROACTIVE
- XD PROACTIVEに黒本革シートを搭載したXD PROACTIVE S Package
- 柔らかさとしなやかさが向上した本革シートなど、快適装備を充実させたXD L Package
全車2200ccのクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。
駆動方式は全グレードにおいて、2WDと4WDが設定され、好みに合わせて選ぶことができます。
トランスミッションは全車6速ATのみの設定。
特別仕様車であるExclusive ModeはXD L Packageをベースに、2列目にキャプテンシートやシートべンチレーション機能を装備し、2列目の乗客へのおもてなしを重視した仕様となっています。
価格は下記のとおりで、()内は4WDの価格です。
- XD PROACTIVE ¥3,828,000(¥4,064,500)
- XD PROACTIVE S Package ¥3,999,600(¥4,236,100)
- XD L Package ¥4,434,100(¥4,670,600)
- XD Exclusive Mode ¥4,654,100(¥4,890,600)
【マツダ・CX-8】人気グレード徹底比較・性能や装備のコスパ比較
人気グレードはこの2つ!
- XD PROACTIVE
- 25T L Package
パワーと経済性を両立させたディーゼルエンジンを搭載し、各種先進安全装備も充実したXD PROACTIVEが1番人気。
デビュー時はディーゼル車しか販売されていなかったこともあって、中古車市場でも主な在庫はディーゼル車が多いです。
次点はデビューから1年後の2018年10月に追加されたガソリン車である25T L Package。
ディーゼルエンジンのパワーは魅力的だけど、どうしてもあの音や振動が好きになれないというユーザーに支持されています。
国内で販売されているマツダ車の中では最大クラス、かつ3列シートで多人数乗車の機会が多いと、自然吸気エンジンではいささか物足りなさを感じるという感想も見受けられたので、そのようなユーザーも取り込んで2番手に売れ筋グレードとなっています。
パワー&経済性のXD PROACTIVE
XD PROACTIVEの最大の魅力はなんと言ってもディーゼルエンジンのパワーと経済性。
V8 4000cc並の図太いトルクを誇り、アクセルを踏み込んだ際の力強さが持ち味のディーゼルエンジンは、加速時に背中を押されるようなグッとくる感じがしっかり体感できるんです。
ガソリンエンジンでは頻繁にキックダウンが必要になりがちな高速道路での追い越し時でも、低回転を維持したままシフトダウンの頻度が少なくスムーズな乗り心地を楽しめるのも大トルクのディーゼルエンジンならでは。
熱効率が良いため、そもそもガソリンエンジンよりも燃費数値が良いのですが、ガソリンよりも割安な軽油を使えることで経済性はバツグンです。
レーダークルーズコントロールや緊急時の自動ブレーキなどの先進安全機構もぬかりなく装備され、上位グレード車にも安全面でひけを取ることがないのはいいですね。
スムーズ&静粛性の25T L Package
ディーゼル車に比べて燃費は3割ほど、使用する燃料価格も軽油に比べて3割ほど高いうえに、車両価格も割高。
このような数値だけを見ると25T L Packageを選ぶ理由がボヤけてしまいそうですね。
しかし、粘り強く滑らかな回転感覚でターボの存在をほとんど意識させず、ガソリンエンジンらしい静粛性を備えた2500ccターボエンジンはそれ以上の魅力があります。
実用回転域の駆動力を高めているため、スムーズかつ静かでありながらディーゼルエンジンのパワー感に近い感覚を味わえると好感を持つユーザーが見受けられました。
先進安全装備はもちろん、ナッパレザーのシートやシートベンチレーション機能、LEDフォグランプといったワンランク上の装備が充実しているところも魅力の一つです。
【マツダ・CX-8】おすすめグレード決定
私のおすすめは、装備、内装、機能、すべてにおいてバランスが取れていると感じたXD PROACTIVEです。
キャンプやアウトドアの趣味を持っているので、高速道路を使って長距離ドライブに出かけることが多く、どうしても載せる荷物が増えたり、3列目シートをフル活用したりする機会も多んですね。
そうすると、やはりディーゼルエンジンのパワーと経済性に惹かれてしまうんですよ。
キャンプを楽しむご家族連れが増えて、キャンプ場の予約が取りにくくなっている昨今、私と同じようなスタイルでカーライフを楽しむ方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
しなやかなナッパレザーシートやリアルウッドを使用した内装など、上位グレードに備わるワンランク上の雰囲気も素敵ではあります。
ただ、機能面で大きな差がつくわけではなく、そこにこだわるよりは400万円を大きく切る価格設定がコスパ面でも大きな魅力に感じます。
気がかりなのは、やはりノイズや振動がガソリン車に比べると大きいのでは?という点。
そこは「ナチュラル・サウンド・スムーザー」や「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」といった従来からの対策がしっかりされていること。
さらには、音や振動の伝わる経路を細かく分析することで、不快にならないレベルまでしっかりと遮音対策が施されている。
そうした対策で大きなデメリットにはならないかなと思いました。
売れ筋1位になるにはそれなりの理由がありますね。
【まとめ】CX-8の口コミと評価
「静かな車内、スムーズなステアリング、心地よい加速感、胸のすくコーナーリング、運転が上手くなったと錯覚するほどです。」
「ディーゼルですが排気音など気になるところもなく、走りが快適で粘り強いですね。」
など、走行性能を高く評価したり、
「むやみに高級感を押し出したり、いかつい顔つきにしたりする車が多い中、シンプルで上品なマツダのデザインは際立って美しい。」
と、外観を評価したりする口コミが多いのは印象に残りました。
進化したスカイアクティブシャシーやGベクタリングコントロールなどにより、大柄なボディを感じさせない自然なハンドリングと落ち着きある乗り味が評価。
マツダの社長車がCX-8になったという記事もあったんですよ。
通常、メーカーを代表する立場にいる人が乗る用途にはフォーマルな存在感のあるセダンが選ばれることが多いのに、セダンであるアテンザを押しのけて選ばれるってすごいですよね。
各方面からの評価が高いCX-8。
当初はグレードの多さに困惑し、凹みそうになりましたが、丁寧に調べていくうちに自分が求める機能や乗り味がだんだんと整理されて、「これだ!」と思える1台に絞り込むことができました。