【マツダ・CX-8】リコール情報最新版!不具合情報多いってホント?

家族や友人が多い人にとって、クルマのチョイスは悩みのタネ。

スペース効率が良いからと言って、1BOXタイプのミニバンでお茶を濁したくない人にとって、デザインにこだわった流麗なスタイルを纏っているのに7人乗りが可能なマツダCX-8は狙い目の一台です。

ただ、調べていくとリコールや不具合の噂がチラホラ……。

実際のところ、そのあたりどんな感じなんでしょうか?

購入前のモヤモヤを解消すべく、一緒に見ていきましょう!

【マツダ・CX-8】リコール・不具合情報最新版

最新リコール情報

2019年9月現在、2018年11月に届け出されたリコール情報が最新です。

これは「エンジンの吸気側バルブスプリングにおいて、スプリング荷重の設定が不適切なため、圧縮不良となることがあり、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがあります。」というもの。

対策としては、吸気側バルブスプリングを対策品と交換する対策が取られることになっており、2017年9月29日~2018年年5月8日の間に製造されたCX-8が該当車輌です。

最悪の場合はエンジンが停止するおそれもある内容なので、ちょっと見過ごすわけにはいきませんよね。

マツダ公式・最新リコール情報はコチラ

不具合情報

リコールレベルではないものの、インパネに「フロントカメラセンサシステム異常」のエラー表示がされるという不具合の報告が多いです。

「結露によってカメラ部分が曇ったこと起因する現象のため、デフロスターの使用で曇りを取れば解消する」と、ディーラーでは対処法をアナウンスしており、実際にこの方法でエラーが消えたユーザーもいます。

ただ、雨天時や逆光時に発生したという報告もありましたので、この対処法で完全に解決とまでは言えないようですね。

フロントカメラを利用した安全装備が使えなくなってしまうエラーであり、CX-5でも同じ現象が発生しているという報告もありました。

根本的な解決には時間が掛かりそうですが、フロントカメラを過信することなく運転にのぞもうと思います。

【マツダ・CX-8】本当にリコールは多いのか?他車比較してみた

 

 

CX-8のライバルSUV各車のリコールについて比較してみたところ、CX-8のリコール発生件数は特段多いとはいえない結果となりました。

車種(発売開始年):リコール発生件数:重大事故に繋がりかねないリコール内容の件数の順で並べてみますね。

  • マツダ・CX-8(2017〜):3件:2件
  • トヨタ・ランドクルーザープラド(2009〜):2件:1件
  • 日産・エクストレイル(2013〜):6件:4件
  • 三菱・アウトランダー(2012〜):27件:11件

アウトランダーはすでに7年以上販売されているモデルとはいえ、リコール発生件数が多すぎる気がします。

さらに、エンジン停止や火災など生命の危険をはらむような重大内容のリコールも11件と非常に多くなっています。

その点でいえば、10年以上のロングセラーであるランドクルーザープラドのリコール件数の低さはさすがトヨタですね。

CX-8は発売開始後2年ほど経過した現時点でリコール発生件数は3件。

そのうちエンジン停止につながる内容が2件と、何も気にせず見過ごそうとは言いにくいものの、特段多くはありません。

リコールが発生しても対策を施せば何ら問題なくクルマに乗ることが出来ますから、一概に件数で比較するよりも発生の都度ディーラーできちんと点検を受けて不具合を解消することが重要だと思います。

とは言っても、アウトランダーほどの件数になって来ると私はちょっと敬遠してしまいますが。

【マツダ・CX-8】マツコネ・ナビは不具合解消したのか?

最近はかなり改善されたと聞きますが実際どうなのか?

マツコネは新世代のカーコネクティビティシステムとして大きな注目を集めるも、当初からユーザーの満足度は低く、今でも「マツダ車は走りやデザインは高レベルなのに、マツコネだけは最悪。」といった口コミや評価がワンサカとヒットしますね。

マツコネ登場からすでに6年以上が経過していますが、劇的に改善したとはいえないのが現状のようです。

2017年から発売されたCX-8もそれまでの不具合は少しずつ解消されているとはいえ、下記のような不具合の報告が見受けられました。

CX-8におけるマツコネの不具合

  • 操作レスポンスが遅く、快適とは程遠い
  • ナビの自車位置が実際の位置とずれる
  • ホーム画面からNAVIボタンを押しても地図が表示されない
  • バックカメラの明るさやコントラストを調整しても、数日経過すると初期化されている
  • 360ビューがブラックアウトし、以降操作ができなくなる

うーん……やはり運転を支援するシステムとしての完成度はまだまだですね。

CX-8で初採用された「自車位置演算ユニット」が算出する位置情報とGPSから取得した位置情報との整合性が取れていないのが理由とのこと。

これはナビゲーションシステムとしては致命的な欠陥だと思います。

ダッシュボードへのフィット感や車両情報を表示したり各種操作をしたりするうえで、ナビゲーションシステムの選択肢が実質的にマツコネ一択である以上、さらなる改良や大きな更新を期待したいです。

【マツダ・CX-8】TVキャンセラーで不具合が出る?

TVキャンセラーを装着したCX-8では、エンジン始動後モニターに何も表示されなくなることが3〜4日に1度の頻度で発生するという不具合があります。

ナビ機能に切り替えるとナビ画面は表示されますが、エンターテイメントに切り替えると黒画面のままで、エンジンを掛け直しても治らないという症状が出てしまうようですね、

解決法としては、TVキャンセラーの切替スイッチをOFFにしてしばらく放置すること。

そうするとマツダのロゴマークが表示された後、メニュー画面に遷移し、通常の操作が可能になります。

ただ、そもそも走行中は運転に集中すべきという前提をもとにTVを観られなくしているわけです。

後席に乗せたお子さんの飽き防止や退屈しのぎのためにTV放送を見せたいというニーズがあるのも事実です。

それでも、時速40km/hで脇見を3秒した場合、そのクルマは33mも進むというデータを見てしまうと、あえて運転への集中力を削ぐようなTVキャンセラーの装着にはちょっと懐疑的なのが正直な気持ちです。

わき見運転事故の危険性:日本自動車事故調査機構

今どきのクルマの電気系統は昔とは比べ物にならないくらい複雑化、多機能化が進んでいるため、メーカーが装着を想定していない機器を追加することで、電気系統や機関系をはじめとしたクルマ全体の機能に悪影響が出る可能性も否めないんです。

自分と家族、周囲への安全を考えると、TVキャンセラーの装着はおススメできません。

【まとめ】CX-8リコール最新情報

今回はCX-8のリコール情報や不具合について見てきました。

「リコール」と聞くと一瞬身構えてしまいがちですが、クルマが多数の部品の集大成でもあり、精密な工業製品でもある以上、発生は避けて通れません。

メーカーが不具合を発見して公表し、適切な対策を施すことでより安全に快適にクルマを使うことができれば、ユーザーの立場としても安心できますよね。

度を超えた件数にはちょっと尻込みしてしまうものの、発生件数の多い少ないにとらわれるよりは、発表されたリコールに対して確実に対応していくことが重要だと思います。。

ディーラーからリコールの通知が届いたら、必ず対策を受けるようにしたいですし、中古車で購入した際はリコール対策がなされた車体なのかどうか確認することが必要ですよね。

CX-8は2018年の11月に商品改良がされているので、2019年も同時期に改良が行われるかもしれません。

クルマの出来ばえに負けない、使いやすくて便利なものになるようなマツコネの不具合改善と機能更新に期待したいところです。

でも、大きな進化があれば購入意欲が一気に高まってしまって、予算確保が追いつかないのがツラくもあります……。